制作 ゲーム

少し前を振り返って。

僕は今まで、イラストだったり、プログラミングだったりをやっては飽きてを繰り返してきた。
ふと、このままでは何も成せずに年ばかりとってしまうという焦燥感を感じた。
その時少し齧っていたゲーム制作を最後までやり切って同人即売会に出ようと思ったのがちょうど半年ぐらい前。
そして先日、名古屋コミティアとコミティアに参加することができた。

正直ゲームを作って何かが変わるとか、期待はしていなかった。
というか、「どうせ自分は頑張っても何も変わらない」
これが自分の中で証明できれば物事に打ち込むことに対する羨望の感情というか、
もっと暗い嫉妬の感情とかから離れられるのではと思っていた。
ネットを見ていると僕よりも全然若い人が凄いものを作っている。
それが羨ましくあり、悔しかった。
何も成していない自分、それを理解した上で何もしようとしない自分が許せなかった。

半年後、コミティアが開催されることを知った。
なので半年間、仕事をしている時間以外はゲーム制作に費やすことを決めた。
これだけ努力しても何も変わらない。半年後にそれがわかる。これで解放される。
ここを逃したらもう永遠に何かに向けて突き詰めることの呪縛から逃れられないという予感があった。
ここが自分の回帰不能点だと思った。
手を抜くと言い訳ができてしまうから、言い訳ができないように全力でやった。
なかったことにできないようにコミティア参加を目指すと友人やTwitterに宣言した。
自分の退路を断ちたかった。
仕事から家に帰ったらゲーム制作をした。休日もずっとゲームを作っていた。
趣味でやるかもと思って買ったカメラも売った。
テレビは半年電源をつけていない。スマホのアプリもほとんど消した。
毎日見ていたYoutubeやニコニコも見ないようにした。
無音が辛い時は地方のFMラジオを聴いていた。
個人でゲーム制作をしている方のアカウントを片っ端から参考にし、
進捗の報告とか、作ったものの紹介とか、ツイートする時につけるタグとかをひたすらに真似た。
完成した時、やり切ったと思った。

ゲームが完成した時には「どうせ自分は・・・」という考えは無くなっていた。
他と比べれば稚拙かも知れないけど、たかが1本ゲームができただけだけど
自分の絵が動く、思ってたものが形になっている。それはすごい衝撃だった。
完成できたことが嬉しかった。自分のレベルを知ることもできた。
今まで何も成していないという気持ちが先行し、現状の立ち位置がわからず、
闇雲に足掻き、嫉妬に狂い、何も変わらない現実に絶望していた。
それが自分のレベルを知る事で自分の立ち位置や、自分が今、何ができて何ができないのか、
次に出来そうなことが何なのかがわかってきた。
闇雲に足掻き、嫉妬に狂っていたエネルギーを、「出来る事を増やす」ことに費やすことができる。
それはとてもワクワクすることだ。

この先どうなるかはわからないけど
きっと時が経てば薄れていってしまう、この初心の気持ちを書き残しておこうと思う。
ワクワクが続く限り僕はゲームを作り続けたい。

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